この冬の北海道は危険!?

記録的に寒く、雪の始まりが早かった今シーズンの北海道は特に心配なデータがあります。

今年(2016年)の北海道は平年でも日照が急激に少なくなる11月に、いつもの年よりも大幅に日照時間が少なかったのです。

上の表は、今年の秋(9月~11月)の日照時間の平年比のデータです。道内主要22地点(※)の平均の日照時間が平年に比べて、秋の3か月を通して、少なかったということがわかります。特にただでさえ日差しが激減する11月に平年比76%とかなり少ない状況で経過しました。

宗谷や留萌地方など日本海側北部の地域は10月・11月は2か月連続で平年の半分程度しか日差しがありませんでした。中でも稚内の11月の月合計日照時間は25時間程度(1日平均1時間未満)で、全く日差しのない不照日数が1か月に12日(1968年以来48年ぶりに多い不照日数の多さ)もあったのです。

札幌でも2016年の11月上旬は、1日~10日かけての10日間合計の日照時間がわずか16.2時間(1日平均でたった1.6時間)と2010年に並んで、統計開始以来最も日照時間の少ない11月上旬となりました。

このように2016年の晩秋は、いつもの年に比べて、⛄や☂の日が多く、日照が少なかったことから、知らず知らずにココロやカラダへの影響を受けているかもしれません。つまり、不眠症予備軍やうつ予備軍の人が北海道内に多くいる可能性があるのです!

なんだか最近やる気がしない、寝つきが悪い、ちょっとしたことでイライラするという方は、今年の日照不足が大きく影響しているかもしれません。

※道内主要22地点:札幌、旭川、稚内、羽幌、留萌、岩見沢、小樽、倶知安、寿都、江差、函館、室蘭、苫小牧、浦河、広尾、帯広、釧路、根室、網走、紋別、雄武、北見枝幸